無題
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ニシオンデンザメ(西隠田鮫、学名:Somniosus microcephalus、英名:Greenland Shark)はツノザメ目オンデンザメ科に属するサメの1種。

北大西洋全域と、沿岸沖の大陸棚地帯に生息。英名が示すように、グリーンランド近辺の海域にも分布。

緯度が北の低水温の海水であれば、浅い海域にも浮上してくる。

イッカクと共に描かれたニシオンデンザメ。目に付いた寄生虫も紹介されている。
ツノザメ目の最大種で、最大体長7.3メートルにもなる。体色は灰色。近縁種のオンデンザメと同じに深海性だが、エサを求めて浅海に上がってくる。

顎の歯は上顎に付いている歯がやや突き出て、下顎の歯がやや小さくなっている。吻部はやや前方に突き出る。体型はやや太めで横幅がある。

体の大きさに比べて、鰭と目はやや小さい。目には寄生性のカイアシ類をぶら下げていることがよくある。

鰭が小さく、ズングリとした体型である。低温域に生息しているため筋収縮速度が遅く、泳ぐ速さは時速1km程度と、サメ類に限らず大型魚類の中でも極端に遅く[1]、「世界一のろい魚」とされる[2]。一方で、食性は非常に多彩で、サケ、マスなどの魚類や底生性動物を主に捕食するが、大型の個体となると、アザラシをも襲うようになることが胃の内容物から判明している。動きが遅いため積極的に獲物を追うのではなく、待ち伏せや不意討ちといった手段を使うと見られる。

貪欲で、エサになりそうなものであれば、何でも口に入れるようで、胃の中からトナカイの姿や、ホッキョクグマの骨が見つかった事もある。しかし、死亡して、漂流していた個体を食べた可能性も指摘される。

船員の長靴や、海に沈んだ人間の遺体まで胃の中で発見された例もある。

熟成中のハウカットル(ハカール)。本種やウバザメの肉をこのように発酵熟成させて作る。
体が大きく、その貪欲な食性のため潜在的に危険なサメとされるが[3]、人の泳げない低温海水域に分布しているので、直接害に及ぶことは無いとされる。

本種は肉に毒 (トリメチルアミン-N-オキシド) があって、焼いて毒抜きしないと食べられないと言われるが、肝臓は肝油などに利用され、アイスランドでは発酵食品ハウカットル Hákarl の素材にもなるため、北極海近辺では年間3万頭あまりが捕獲されている。

北方系原住民の人々は古くから本種を利用しており、疑似餌を丈夫なロープにくくりつけ、氷の下に巻き、そこで誘い出された本種を捕獲していた。(ウイキペディア)