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 香川県坂出市青海町の小原紅早生(わせ)の栽培畑で、小原紅と先祖の宮川早生の2種類の遺伝子を持つミカンが見つかった。皮の色が、小原紅特有の赤色と宮川の黄色にくっきり4分割されているのが特徴。関係者の間でも「まるで円グラフ。見たことない」などと話題となり、坂出市役所1階ロビーで9日ごろまで展示することとなった。

 小原紅早生は、宮川早生の枝変わり(突然変異)で誕生。1993年に品種登録され、同市を中心に栽培されている。

 見つかったのは品治秀直さん(73)の畑。今月2日、地元園児を招いた収穫体験の際、同行した市職員が気付いた。

 栽培歴15年の品治さんは「小原紅の皮に黄色や緑の筋が入ることはあるが、きれいに4分割されたケースは本当に珍しい」と驚いた様子。こうしたミカンは規格外とされ、市場に出回ることはまずないが、「味は小原紅と同様で甘くておいしい。商品に混入していたら、見た目と味の両方を楽しんで」と話していた。

 県府中果樹研究所によると、小原紅早生は遺伝子として安定しているが、まれに先祖の遺伝子が部分的に入ることがあるという。2011/12/07(四国新聞社)