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 佐賀県武雄市山内町立野川内地区の力武義彦さん(86)宅で、60年かけてたった一度花を咲かせる「リュウゼツラン1 件(竜舌蘭)」が開花した。アロエのお化けのような台座から屋根より高く伸びた8メートルの枝先に結んだ無数の小さい黄色の花を一目見ようと、近所の人たちが訪れている。
 
 リュウゼツラン1 件は中南米の熱帯地域の原産で、半世紀かけて花を咲かせるとその一生を終える。「何も知らず、珍しいと思って」と息子の力武博史さん(63)が50年以上前の子どもの頃、佐世保市の公園で見つけて自宅の庭に植えた。
 
 「特別に手入れもせず庭の景色に完全に溶け込んでいた」(博史さん)が、5月中旬ごろから枝が伸び始め、急速に成長した。いよいよ開花というときに台風6号が接近したが、庭木や柱にくくりつけて何とか難を逃れた。
 
 博史さんは「いざ花が咲いてみるとあっという間で少しさみしい気もする。子株を次の世代譲って育ててもらおうと思う」と話していた。2世の子株も順調に育っている。2011年08月01日(佐賀新聞社)